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※KAITOは普通にソフトです。
※攻めはよくわかりませんが何かのソフトです(だめぢゃん)
※マスターがパソコン前にいて指示を出しているようです(笑)
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「…んんっ…く…っ」
 眉間に皺を刻み、目を潤ませ、苦しげに肩を上下させながらも、KAITOは口元を覆った手を外そうとはしない。
 舌先でKAITO自身の先端を辿っていた俺だが、その強情な態度には思わず溜息がこぼれた。
「マスターの指示だろ?ちゃんと声出せよ」
「…っ…絶っ…対、いやだ…っ」
「強情な奴」
 ぱくっと先っぽを口に咥えて、次々と零れだしている先走りを音を立てて吸い、滑らかな曲線を描いて走るスリットに舌先をねじ込むようにぐりぐり擦ってやると…KAITOはひゅっと妙な音で喉を鳴らし、しなやかに背を反らして果てた。ぶるぶる震える力の入った内腿と、俺の頭をぎゅうぎゅう挟みつけてくる細い膝がKAITOの快感の度合いを表しているようで俺も堪らない。
 口の中にどくどく流れ込んでくる熱い逐情の証を啜りながら飲み込んで、一滴残さず吸い出すつもりで竿を上下に擦る。逆の手の平で垂れ下がった袋をゆるゆる揉みしだいてやった。
「ぅぅっ!…ふぅぅっ」
 …それでも口から手を離さないんだからだからその頑固さは恐れ入るね。
 と…マスターからの新しい指示だ。汚れた口を拭いながらそっちを確認。…俺の下で明らかに動揺しているKAITOにも、この指示は聞こえたんだろう。苦笑しながら、荒い呼吸を零すKAITOに覆いかぶさって、唇にそっと口付けを落とす。
「…できる?」
「……するよ」
 マスターからの指示は『声を出す気がないなら口淫しろ』とのこと。…なんというか…うちのマスターは鬼畜だ。今更ながらにそう思う。だが逆らう気もない。俺だって気持ちいいこともKAITOの事も好きだし。
 俺の下から這いだしたKAITOの正面に膝立ちしたまま、ベルトを緩めてチャックを下ろす。既に臨戦態勢の俺のペニスはまだ濡れ始めたりはしていないものの、血管を浮き出させていて自分でも言うのもなんだがかなりグロテスク。KAITOも同じ事を思ったのかどうかは知らないが、四つんばいになって俺のペニスを見つめたまま、困ったように眉を下げている。
 ああ、マスターが早くしろって催促してる。
 KAITOにも聞こえてるんだろう。こくりと細い喉を鳴らし、躊躇いがちに俺に触れてくる。白い指が俺に絡め、真っ赤な舌を一杯に伸ばして先っぽを舐めた。
「ん…」
 鼻にかかった声がKAITOの喉を鳴らす。仔猫のようにぺろぺろとペニスを舐める舌と濡れた唇がすげーやらしい。
「ただ舐めるだけじゃなくて…」
「わかって、る」
 頬を真っ赤にして俺を睨みつけ、濡れ始めた先端を口に含んでスリットに添って尖らせた舌を這わせる。両手で竿を上下に擦る。おっかなびっくりしているから触れ方は酷く拙いけれど、そこは同じ男だ。しっかりとツボを抑えたフェラチオ。乱暴に腰を打ち付けそうになるのをこらえるだけで一苦労だ。
「んん…むぅ…」
 ぴちゃぴちゃと濡れた音を立てながら頭を前後に動かして懸命に奉仕してくれるKAITO。普段が結構頑固で強気だからそのギャップさえ俺を煽る。
 なぁマスター。…このまま犯しちゃ駄目かなぁ?
「ふは…っ…ふぅ…」
 一度俺から口を離したKAITOは、手でペニスを上下に擦りながらちろちろと舌を動かして裏筋を辿り始めた。俺がもらした奴かKAITOの唾液かは定かじゃないが竿を伝い落ちる雫がKAITOの舌にすくわれて奴の口の中に消えていくのを見ているだけで俺は危うくイきかけた。
 根元を啄ばむように何度も口付けるKAITOの伏せられたまつげは意外と長い。俺の先っぽを弄る指先は綺麗な形をしていて、でも決して女っぽくもない。さらさら流れる紫がかった青い髪が時々俺の腹をくすぐるのがくすぐったくて身をよじると、ぶるっと揺れたペニスがKAITOの頬を掠めた。…透明な糸が頬とペニスの間でつっと伸びたのが、なまめかしくていやらしい。こんなマネをしていても妙に綺麗なKAITOを穢したような背徳感。
「…はやく、イけ、よ」
 肩で呼吸しながらKAITOが恨みがましく俺を見上げる。…顔真っ赤にしながら潤んだ目で上目遣いは反則だろKAITO…。唇も腫れてるし濡れてるし…。自分が今どんだけいやらしいか、きっと自覚なんてしてないんだろうなぁ…。
「じゃあイかせてよKAITO」
 顔に落ちかかる髪の毛を梳いて耳の後ろに流してやりながら呟く。わざと指先を耳に掠めてやると、KAITOの眉がぴくりと震え、目がすっと細くなった。多分感じたんだろう。それを隠すように、またKAITOはペニスの先にしゃぶりついた。
 じゅるじゅると音を立てて唾液を絡ませながら緩く吸い上げ、喉の奥に突きそうな位深くまで咥えて、時々むせながら頭を前後させ、裏筋を指先でぐにぐに潰しながら袋まで舐め上げる。
 そうしながら、まるで早くイけと訴えるように上目遣いで俺を見上げてきて………たまんねぇ…っ
「くは…っ」
「ぅわっ」
 ぴしゃっといやらしい音がして、俺が放ったものがKAITOの赤く染まった頬を汚した。
 イくと思った瞬間、思わずKAITOの頭を押しのけていた俺は、結局顔射してしまったらしい。
 髪や頬、鼻に口元をべっとりと白いモノで彩ったKAITOはぽかんと俺を見上げていた。







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攻めが誰か考えず、KAITOを普通にソフト扱いで書き出したら収集つかなくなりました(冫、)

某マイミクさんが「KAITOが上手く喘いでくれない」みたいな事を仰っていたので、「つまりお兄ちゃんはちょっと強気で声を抑えているのね!!」と間違った解釈をした結果です。
あとぶっかけてみたかった。今では後悔している。

というかゑろってどこまで許されるんだろう(゚∀゚)