「よーし、今日も練習すっぞKAITO−」
 その日もKAITOのマスターは彼を一人前にすべくパソコンへと向かった。
 多少横暴だが性根は優しいジャ○アン的マスターにしごかれ、KAITOは目覚しい成長を遂げている。

 …しかし、毎度の課題曲がだん○三兄弟だのお○りかじり虫だの、このマスターは彼をどこに連れて行く気なのか。
 目指せ歌のお兄さんなのか。

 果たして本日の課題曲もポ○キッキーズの名曲である。
 が。

 渡された歌詞を読むなり、突然KAITOがはらはらと泣き出したのだった。

 今までにない事態に、マスターはかなり慌てた。
「えっちょっおおぃッ!?どーした!?」
 声をかけても「あ…あう…」と意味不明な呟きだけで意味のあるこたえが返ってこない。

 大ピンチである。

 確かに横暴なところも多々あったことは認めよう。
 だがマスターはマスターなりにKAITOを一人前にしようと頑張ってきていたのだ。曲目はアレだが。

「どーした!?な、なんかいやなコトでもあったのか!?あんまり子供向けの曲ばっかで嫌気が差したのか!?」
 わかってんなら替えてやれよマスター。
 だが当のKAITOは泣きながらふるふる首を振る。
 …別に嫌ではないらしい。目指せ歌のお兄さんは暗黙の了解のようだ。

「じゃあ何だ!?どーしたんだ!?言ってみろ!?」
「……あ……」
 いつになく必死な形相のマスターに促されて(どうやら根は熱血系のようだ)、KAITOはしゃくりあげながら、ようやくぽつりと呟いた。



「……アイスがオムレツに敵わないなんて……ひどすぎる……!!」

「言うこたソレかテメーは。」



 その日、KAITOが『一日アイス抜きの刑』をを食らったのは、言うまでもない。





どっとはらい。

















※脚注:おうた→「ロック○オムレツ」



緋月悠さんにいただきますた><
可愛いよお兄ちゃんwwwwww 歌の歌詞でなくなよwwwwwww
マスターも萌える…ww
じゃ○あんwwwwwwwww


悠さんありがとう>< 愛してる!!!!!!!!11